第4話で見えたメッセージ

『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』第4話©フジテレビ
『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』第4話©フジテレビ

 都は一瞬、考えるような表情を浮かべるが、太陽の光が地球に届くまでに17万年かかる、と教える。陽菜が亡くなっても、その光はひまりに注ぎ続ける。自分はその光が届くお手伝いをする、と言い、都はひまりを抱きしめる。

 お母さんが亡くなって、娘であるひまりの心のケアというのはどれぐらいされていたのだろう。都に抱きしめられて、涙をこぼすことでようやくひまりの心が前を向いたのかもしれない。そして、そんなひまりが都の心を動かしたのだろう。

 子どもたちと真正面から向き合うことによって、独身の一平や都の心が動く。やっぱり結婚して子どもを持ったほうがいいんだよ、というわけではなく、家族だけではなく、みんなで子どもを見守り、育てることもひとつの方法なのでは…そんなドラマのメッセージが垣間見えた気がした。

(文:ふくだりょうこ)

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【了】

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