虎太郎の成長ぶりに注目
誰かの幸せを願うあまり、真実を隠していたために物語が複雑化した。でも、結局、何が幸せなのか他人には分からない。妙子も、遺産を受け取りたかったわけではない。松篠家にずっと残っていたのは幸彦への懺悔と贖罪のため。幸彦も妙子に対してそんなことは願っていなかった。
結局は、互いにコミュニケーションが不足していたのもあるんだろう。どんなにそばにいる人でも話をしなければ何も分からない。
竜美と虎太郎のコンビネーションが良くなっていくのとともに、虎太郎が頼もしくなりつつあるように見える。1話に比べて、だいぶしっかりした…ような?ついに裁判中に虎太郎の「異議あり!」が聞けた。
意気込んで話してしまうあまりに、何かミスをするのでは…とハラハラしてしまったが、見事に質問をこなして見せた。思わず、虎太郎に肩入れしつつ見てしまったのだが、絶対に周りから愛されキャラだろうなあ、虎太郎。
1話からの成長っぷりを見ていると、この作品で虎太郎がどれだけ弁護士としての自信と実力をつけていくかがひとつの鍵になりそうだ。