ドラマ『アンサンブル』第3話考察&感想レビュー。松村北斗の魅力爆発…あのジブリキャラを思わせる胸キュン仕草とは?【ネタバレ】

text by 菜本かな

川口春奈主演、松村北斗共演のドラマ『アンサンブル』(日本テレビ系)が放送中だ。本作は、現実主義の弁護士・小山瀬奈(川口春奈)と、理想主義の新人弁護士・真戸原優(松村北斗)が織りなす異色のリーガルラブストーリー。今回は、第2話のレビューをお届けする。(文・菜本かな)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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【著者プロフィール:菜本かな】

メディア学科卒のライター。19歳の頃から109ブランドにてアパレル店員を経験。大学時代は学生記者としての活動を行っていた。エンタメとファッションが大好き。

真戸原(松村北斗)の“ハウル”っぽさが全開

『アンサンブル』第3話©日本テレビ
『アンサンブル』第3話©日本テレビ

『アンサンブル』(日本テレビ系)第3話は、真戸原(松村北斗)の“ハウル”っぽさが全開になっていた回だった。

 瀬奈(川口春奈)も「(『耳をすませば』の)聖司くんかと思ったら、(『ハウルの動く城』の)ハウルみたいなことしたり…」と言っていたが、真戸原はギャップがすごすぎる。

 ビジュアルは爽やかで大人しそうなのに、中身は大胆不敵…。「恋愛なんて、いちばんコスパタイパ悪いじゃん」と恋愛から遠ざかっていた瀬奈が“沼”ってしまうのも無理はないだろう。

 今のところ、瀬奈と真戸原は“両片想い”といういちばん楽しい時期を過ごしている。

「雪、降るみたいですね。実は、また小山さんと一緒に見られたら…ってずっと言いたかったんですけど、言えませんでした(真戸原)」「わたしも、その話したかった(瀬奈)」という会話も、「お前ら、もう付き合っちゃえよ!」と焦ったくなるが、キュンキュンが止まらない。

 ほかにも、「いつもギリギリ出社の人が、はやく出社するって恋してるフラグですよ? アン・ヒョソプとキム・セジョンの『社内お見合い』でも、そんなシーンあったじゃないですか!」と事務員の藍(東野絢香)がツッコミを入れたとき、瀬奈は「いや、そんなわけないから…!」と焦っていたのに、真戸原は少しも動じることなく、まっすぐな瞳で「そうなんですか?」と聞いていた。そういうところにも、キュンキュンしてしまう。

 2人で内緒で残業をしているところに、所長の小鳥遊(板谷由夏)の足音が聞こえたとき、真戸原は「しっ!」と瀬奈の手をつかんで、隠れ場所を見つけてくれた。いざとなるときに動揺しないところも、真戸原の男らしい部分だ。

 あとは、このまま2人が結ばれるだけ…と思ったところで、ふたたび宇井(田中圭)が間を割って入ってこようとする。「瀬奈には新しい恋をさせてあげてくれ〜!」と思ってしまうが、彼も彼で何か秘密を抱えているようだ。

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