宇井の娘・咲良(稲垣来泉)を預かった意味は?

『アンサンブル』第3話©日本テレビ
『アンサンブル』第3話©日本テレビ

 瀬奈の母・祥子(瀬戸朝香)が、偶然スーパーで宇井に再会して、「ハウスキーパーをやらないか?」と頼まれたところまでは、100歩譲って分かる。

 いや、本当は「元カノの母親に頼むな!」だし、「母親も母親で受けるな!」と思う部分はあるが、それ以上に“ヤバい”ことが起きすぎているのだ。

 まず、宇井が出張だからといって、祥子が宇井の娘・咲良(稲垣来泉)を預かる流れになるのが意味が分からない。

 男女逆だったら、昨年放送のドラマ『海のはじまり』(2024、フジテレビ系)のようなパターン(自分が知らないところで娘が生まれていた)もあるのかもしれないが、今回は瀬奈が女性なのでそれはない。

 だとしたら、祥子がこんなにもグイグイ宇井のことを推したり、咲良の面倒を瀬奈に押し付ける意味が理解できない。

 前回、瀬奈が宇井と食事に行ったとき、咲良は朱利(中田クルミ)の娘…のような感じだった。しかし、瀬奈が「(恋愛のことを)お母さんに相談してみたら?」と言ったとき、咲良は「わたし、お母さんいないし」と返していた。

 宇井も、「あの人(=朱利)は咲良の母親じゃないから。ただの仕事仲間だから」と言っていたため、咲良の母親はほかにいるのだろう。

 しかし、咲良は現在12歳。宇井と瀬奈が8年前まで付き合っていたことを考えると、辻褄が合わなくなってしまう。咲良が宇井の実子ではないのなら、理由によって納得することもできるが、もし実子なのだとしたら、娘の存在を瀬奈にひた隠しにしていたことになる。宇井に対する信頼度がこれ以上落ちる前に、真実を明らかにしてもらいたいところだ。

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