謎を秘めたキャラクターが多すぎる
それにしても、宇井が「瀬奈と別れたとき、本当は何があったのかちゃんと説明させてほしい」と言うたびに、「わざわざ新たに日程を設けるのではなく、今この場所で言っちゃえよ!」と思うのはわたしだけだろうか。
瀬奈も瀬奈で、タイパを重視するのなら、宇井の話を聞くのを先延ばしにするのではなく、聞いた上で判断をした方がいい気がする。じゃないと、瀬奈はいつまでも宇井に縛られることになってしまう。一歩前に進むためにも、ちゃんと8年前の真相は聞いておくべきだと思う。
また、仲が良さそうな真戸原家も、「実はワケありなのでは…?」と感じさせる匂わせが多々ある。とにかく、第一に考えなければならないのは、ストーカー被害(?)を受けている真戸原の妹・凛(香音)のこと。
凛は、バイト先の先輩・佐竹(西山潤)から明らかな被害を受けているにも関わらず、「警察に行こう」と言われると「大ごとにしたくないの! もう解決したし、大丈夫。とにかく、絶対に警察はヤダ」と全力で拒否する。
瀬奈が推測していたとおり、凛は佐竹に何らかの弱みを握られているのだろうか。宇井に祥子に凛に…謎を秘めたキャラクターが多すぎて、リーガルラブストーリーというより、サスペンスラブストーリーのようになってきた『アンサンブル』。今後も、波乱の展開が続きそうだ。
(文・菜本かな)
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