ドラマ『御上先生』で最も輝きを放つ若手キャストは? 異色の学園ドラマで躍動する若手俳優たちの魅力に迫る。考察レビュー【ネタバレ】

text by ばやし

松坂桃李主演の日曜劇場『御上先生』(TBS系)が現在放送中。本作は、東大卒のエリート文科省官僚の御上が日本の教育を変えるため、令和の時代を生きる高校生を導きながら、権力に立ち向かっていく物語だ。今回は、本作に出演する若手俳優陣に着目したレビューをお届けする。(文・ばやし)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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【著者プロフィール:ばやし】

ライター。1996年大阪府生まれ。関西学院大学社会学部を卒業後、食品メーカーに就職したことをきっかけに東京に上京。現在はライターとして、インタビュー記事やイベントレポートを執筆するなか、小説や音楽、映画などのエンタメコンテンツについて、主にカルチャーメディアを中心にコラム記事を寄稿。また、自身のnoteでは、好きなエンタメの感想やセルフライブレポートを公開している。

盛り上がる考察合戦…。
フレッシュなキャスト陣にも注目

『御上先生』第3話 ©TBS
『御上先生』第3話 ©TBS

 最近、日曜日の夜21時になると、スッと背筋が伸びる。理由はもちろん、2025年1月から日曜劇場でスタートしたドラマ『御上先生』(TBS系)の放送が始まるから。

 文部科学省のエリート官僚・御上孝(松坂桃李)が出向先の私立高校で、権力争いに腐心する教育現場と凝り固まった教育制度の改革を試みながら、令和の時代を生きる生徒たちを導いていく。今までに前例のない切り口でストーリーが紡がれる、TBSの新たな学園ドラマだ。

 作中には現代教育への問題提起や社会への風刺が至るところにちりばめられている。また、各話のラストシーンでは、衝撃的な事実が明かされ、放送が終わると同時に、SNSではストーリーの感想と考察で溢れかえっている。

 そんな『御上先生』では、今後の展開や御上のクリティカルな言動もさることながら、進学校の生徒を演じるフレッシュなキャスト陣にも注目が集まっている。

 官僚派遣制度によって高校にやってきた御上が教壇に立つのは、進学校として名高い隣徳学園の3年2組。そして、クラスの個性豊かな生徒を演じるのは、これからの活躍が期待される若手俳優たちだ。

 第1話のエンディングでは、ONE OK ROCKが歌う主題歌「Puppets Can’t Control You」に合わせ、生徒29人を演じるキャストの名前が畳みかけるようにして提示された。

 生徒のほとんどが難関大学を目指すほどの秀才であり、誰もが能動的に勉強に打ちこむ進学校が舞台。ドラマの公式サイトでは、生徒1人ひとりのプロフィールが詳細に記載されているので、どのキャストが演じているのかも含めて一度、チェックしてみてほしい。

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