ドラマ『日本一の最低男』第5話考察&感想レビュー。香取慎吾の「おっはー!」に思わずにっこり…『人にやさしく』ネタも?【ネタバレ】
text by ふくだりょうこ
ドラマ『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』(フジテレビ系)が現在放送中。本作は、香取慎吾演じる主人公が、区議会議員選挙で当選するために義弟親子と暮らす、”選挙&ニセモノ家族ドラマ”。今回は第5話のレビューをお届けする。(文:ふくだりょうこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
——————-
【著者プロフィール:ふくだりょうこ】
大阪生まれ関東育ちのライター。
大学卒業後からライターとして活動、シナリオ制作やエンタメジャンルの記事を中心に執筆。
ドラマと邦画、ハイボールと小説が好き。
香取慎吾”一平”正助(志尊淳)の保育園を改革?
正助(志尊淳)の職場である『フォーピース保育園』。なんだかブラック気味だな、と思っていたが、ついに一平(香取慎吾)が目をつける。
新園長に鮫島ふみ(中山忍)が就任した。少子化で子どもの獲得競争が激しくなるからと選ばれる園になるための改革を行うと宣言する。英語教育やプログラミング教育を導入して支持を得よう、という考えだ。
しかし、それ以前に保育園では人手不足、膨大な業務量で保育士たちは心身共に限界が近かった。その現状を訴えるが鮫島には届かない。人は増やせない、業務の効率化はできない、でも新しいことは始めるという鮫島に保育士たちが次々と辞める事態に…。
ここまで、正助と一平の子育て奮闘の様子を見ていたので、より分かるが、子どもの面倒を見るのは大変だ。今さら何を、と言われるだろうが、人を健康に成長させるのは並大抵のことではない。
常に危険がないか目を光らせ、さまざまなことを教え、習慣を身につけられるようにしなければならない。そして、親とのコミュニケーションを取るのも大事。それら全てをこなそうと思うと、どう考えても保育園には人が足りない。
その人手不足を解消する方法は、努力と工夫というスポ根のようなものしかないのだから解せない。
連絡帳も手書きでないと温もりがないというが、そうだろうか…というか、プログラミング教育という前に保育士さんたちのデジタル化を進めてあげたほうが良いのでは…。