朝永(矢本悠馬)の言葉が気になる

『相続探偵』第3話 ©日本テレビ
『相続探偵』第3話 ©日本テレビ

 心温まる結末は、ミステリー要素の強かった第1話や、サスペンスを色濃く感じさせた第2話とも異なる味わいだった。相続という限られたテーマの中で幅を見せてくる脚本はあっぱれで、まだまだ先への期待は高まるばかりだ。

 終盤には、あっさりと失恋した朝永から灰江に関して何やら気になる言葉も漏れた。「ヤツの敵は、俺の敵でもある」。すでに一生返せない額のお金を貸しながら、“金を貸すだけの価値のある男”と言い切っていた。

 いまだ灰江の過去は謎だ。一方で、3話を通じて、彼が何のために動き、何に熱くなるのかという行動原理は見えてきている。様々な相続トラブルの中でどのように過去が明かされていくのが今後も注目して見守っていきたい。

(文・まっつ)

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