『家政夫のミタゾノ』第5話考察&感想レビュー。やっぱりオチが怖い…伊野尾慧のポテンシャルを再確認したワケ【ネタバレ】
text by 浜瀬将樹
松岡昌宏主演のドラマ『家政夫のミタゾノ』第7シーズン(テレビ朝日系)が放送中だ。本作は、女装した家政夫・三田園薫(松岡昌宏)が家事だけでなく、家庭にはびこる問題までもスッキリと落としていく痛快“覗き見”ヒューマンドラマ。今回は、第5話のレビューをお届け。(文・浜瀬将樹)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
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【著者プロフィール:浜瀬将樹】
1984年生まれ。フリーランスの編集・ライター。映画、ドラマ、バラエティー番組の会見取材、俳優さんや芸人さんなどのインタビュー、ドラマや俳優さんのコラム、お笑いのライブレポートなど、エンタメ系を中心に執筆している。
悲報…パパ活相手が母親の彼氏!?
今週の『ミタゾノ』は、もしもパパ活相手が新しい父親候補だったら…という回だった。
家族の前では真面目な山口唯衣(松崎未夢)は、あることを理由にパパ活をしている。そんななか、母・佐奈江(櫻井淳子)から「紹介したい人がいる」との報告が。すぐに再婚相手だと察知した唯衣は喜ぶが、やって来た坂井守(野間口徹)を見て驚愕する。なぜなら、坂井は、先日「お互い裸になって話してみない?」と言われて逃げたパパ活相手だったからだ。
どうにかして追い払いたい唯衣は、家政夫としてやって来た三田園と大門桜(久間田琳加)に協力を依頼。調査を進めるなか、坂井のバッグから自分の写真が大量に出てきた。じつは、最近つけられている感覚があった唯衣。彼の狙いは母ではなく自分ではないか、と恐怖に怯える。その後、佐奈江や兄の陽介(宇野結也)の問題も浮き彫りになって…。
結果的に坂井は弁護士であることが明らかに。ストーカー被害に遭っていた娘を守るために、佐奈江が彼に依頼していたのだ。バラバラになりかけていた山口家も、坂井のおかげでひとつになった。
めでたしめでたし…で終わらないのが『ミタゾノ』である。