『問題物件』第5話考察＆感想レビュー。ゲスト出演の「声」が良すぎる…今後の物語の鍵となりそうなのは？【ネタバレ】

雅弘（宮世琉弥）の成長が物語の鍵？

　そして、岡崎夫婦を演じるのは声優の下野紘と戸松遥。さすがの演技力でなんの違和感もない、完璧な夫婦である。しかし、家の中でとにかく声がよく通る。

　もしかして「音」がキーワードになる話だから声優が抜擢されたのだろうか。下野紘と戸松遥の組み合わせだったら、幽霊ぐらいどうにかしてしまいそうだが…おっと、それはアニメの話か。

　5話まで来て、少しずつ事態が動き出しそうだ。どうやら、大島高丸（船越英一郎）は雅弘の自宅を奪いたい模様。今回の人の家を奪うという話がここに繋がるのか。

　おそらく、雅弘の成長も物語の鍵になってくるのだろう。恵美子には心を開いてきているように見えるが、どうにも殻に閉じこもったままに見える。

　雅弘の愛犬・犬太＝犬頭だとしたら、今の雅弘を変えたいという思いがあるのか。

　ひとつ、ずっと元刑事の探偵・有村（浜野謙太）が引っ掛かっている。犬頭とは旧知の仲のように見えるけれど、実は有村も犬だったり…しないか。

（文・ふくだりょうこ）

【了】

1 2 3