絶好調の火10ドラマ
このドラマのトップの立つのはヒロインの芳根京子。彼女の演技もすごくまどかに似合っている。芳根がこれまで出演した作品やパブリックイメージを思い返すと、とにかく清廉潔白で明るいイメージが多い。だからスタート前は「元気なヒロイン系の病院ドラマかしら…」と疑ったけれど、本作での芳根の演技は、コミカルさとシリアスのバランスがとても良く、まどか本人の独特の明るさの表現は、観ているとニヤッとしたり、膝を打つものがある。
その様子とドラマ全体を見渡して思い出した作品が『西園寺さんは家事をしない』(TBS系・2023年)だ。こちらもスタート前は内容もよく分からず、話題性は低かった。それが放送中盤には話題沸騰。見るもの皆、西園寺さんの明るさの虜になった。これと同じ現象が『まどか26歳、研修医やってます!』に起きそうな予感がしているのは、私だけだろうか。いずれにしても恐るべし、火10!
ドラマの終盤ではまどかがどの科を選択するのか気になるけれど、それまでは“スーパーローテーション”で毎週、私たちを楽しませてほしい。
(文・小林久乃)
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