ひまり(増田梨沙)の言葉に涙腺崩壊
その後、康太は正助に招かれて、ひまりの誕生日会へ。ここでのひまりがまた、良い。
幼かったひまりにはあまり父親の記憶がない。強く記憶に残っているのは父親の手。康太の手をそっと取り、自分の頬に押し当てる。とても愛おしそうに。…このシーンで泣かない人がいるのか?
嘘みたいな幸せな空間で、ひまりの誕生日が祝われる。そこで、ひまりが康太に向かって問う。
「正助くんのことお父さんって呼んでいい?」
正助をお父さんと呼んでしまったら、お父さんがいなくなってしまう気がした。そういうひまりにまた涙腺が崩壊してしまう。お父さんがふたりいて、ひまりはふたりをとても愛しているし、お父さんふたりもひまりをとっても愛している。そんな愛に溢れたシーンだった。
ところで、今回、作中に登場した『ごんぎつね』を改めて読んでみた。大人になっても泣けた。いや、大人になったからこそより、泣けたのかもしれない。
「死んで嬉しいなんてそんな社会間違ってる」
一平の言葉ができるだけ多くの人に届くといい、と素直に思ってしまった。
(文:ふくだりょうこ)
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