大河ドラマ『べらぼう』第7話感想レビュー。キャストの“悪い顔”が話題に…名演が光った愛すべき悪役は?【ネタバレ】
横浜流星が主演を務める大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(NHK総合)。本作は、江戸時代を舞台に、多くの浮世絵師や作家を世に広めた出版人・蔦屋重三郎の波瀾万丈な人生を描いた物語。さっそく、第7話の物語を振り返る。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
風間俊介が真骨頂を発揮
鱗形屋(片岡愛之助)が捕まったことで、「吉原細見」の版元がいなくなり、蔦重(横浜流星)は手を挙げる。しかし西村屋(西村まさ彦)と小泉忠五郎(芹澤興人)が反発。そこで蔦重は、鶴屋(風間俊介)に今の倍売れる細見を作って地本問屋仲間に参入できる約束を取り付けさせる。
しかし、西村屋が蔦重を妨害しようと参入してくる。一方で松葉屋では、いね(水野美紀)が名跡の襲名の際に細見が売れすることに気づく。すると花の井(小芝風花)は、「瀬川」に襲名。蔦重の作った「籬の花」は地本問屋たちが大量に仕入れた。
毎週、視聴者の「面白い」という感想が絶えない『べらぼう』。放送終了後のXは、視聴者によるコメントが溢れていた。
「本当に毎回面白いです」「日曜劇場を見ているかのような大河ドラマ。」「毎回どこで誰が発するか楽しみに待ってしまう『べらぼうめ!!』」「蔦重のなかなかのブラックぶりと花の井の気風の良さが際立った」「風間くんて人のいい振りして悪いやつ似合うよね」「べらぼう、蔦重の鬼編集者っぷり見てたら去年の道長くんなんて全然優しい方やったんやな思いました。」
名キャストたちの“悪い顔”も名物となりつつある本作。“日曜劇場のよう”といった感想にもあったように、登場人物が一人一人イキイキとしている。来週も目が離せない展開が続きそうだ。
(文・野原まりこ)
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