現時点で命が危ないのは?
少なくとも本作のキーマンであり、その正体を心麦の周りで唯一知っている染田が亡くなってしまった。それだけじゃない。染田が亡くなったということは、もうあのラーメン屋台は一生開くことはない。心麦が幼い頃から、亡き両親と通った場所。その思い出が、染田の死とともに失われてしまったのだ。
心麦が春生を殺した真犯人に辿り着けば、おそらく東賀山事件の真相も明らかになる。それを阻止したい人間がこれから次々と、心麦やその関係者を排除しにかかるのではないだろうか。現時点で危ないのは、松風、神井、波佐見(森崎ウィン)の3人。そしてもう1人は、心麦の小学校時代からの友人・ありさ(清乃あさ姫)だ。
2人が小学生の頃、同級生のスカーフが何者かに切り裂かれ、心麦が疑われた事件。ありさはその同級生の自作自演であることを知っていたが、脅されて真実を黙っていた。
そのことをずっと気にしていたありさは、裁判傍聴で偶然会った春生に真実を打ち明けたという。心麦にも改めて謝罪したありさ。その時、2人を遠くで誰かが見ているかのような意味深なカメラワークが気になる。
2人が何の裁判を傍聴していたのかは今のところ明らかになっていないが、そこにも東賀山事件の真相に繋がる何かがあるのかもしれない。だとしたら、ありさも危ない状況にあり、「これからも友達でいてね」という台詞もフラグにしか聞こえないのは筆者だけだろうか。
(文:苫とり子)
【関連記事】
【写真】命が危ないのは広瀬すずだけじゃない…?真相に近づくための貴重な未公開写真はこちら。ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』劇中カット一覧
『クジャクのダンス、誰が見た?』考察。怪しい人物が多すぎる…現時点で信頼できるのは? 第3話レビュー【ネタバレ】
『クジャクのダンス、誰が見た?』考察。広瀬すずと成田凌の関係はまさか…”友哉”の二面性に翻弄されたワケ。第2話レビュー【ネタバレ】
【了】