案の定、友達にバラしていた由美(夏帆)
仕事を終えた清美は、みなぷー、はっち(鈴木杏)、あやにゃん(木南晴夏)とともに、のんちゃん(MEGUMI)の営むスナックへ行くことに。道中、清美たちは高橋さんが宇宙人だと口を滑らせてしまう。あやにゃんに問い詰められて全部白状するものの、わりとあっさり呑み込むあやにゃんに、「軽くない?」と突っ込む清美たち。
人の受け取り方は様々だ。のんちゃんのお店で働く瑞稀(志田未来)は由美と同級生で仲が良く、高橋さんが10円玉を曲げられることをすでに聞かされていた。
由美のことなので、「絶対に内緒だよ」が守られるはずもないことは視聴者的にも想定内。そして由美自身も高橋さんのことを信じていなかったように、瑞稀もまた、高橋さんの能力について半信半疑といった様子だった。
その頃、ホテルでは由美が高橋さんに幼なじみにだけ話してもいいか、と尋ねていた。最初は嫌がっていた高橋さんだったが、「会って能力見せてほしいとかはなしだからね」という条件付きで話すことを許可する。
「そこをなんとか」と食い下がる由美と、「もう言っちゃってるよね!」と受ける高橋さんの構図は、清美のときとまったく一緒だ。
しかも、高橋さんは後日しっかりファミレスで能力を披露させられることになる。10円玉を曲げて見せ、「なんでこんなことができるかというと…」と神妙な顔つきで告白するのに、向かいに座る由美と瑞稀は顔を寄せ合って笑いを堪えている。
変なことを言うおじさんと、それをちょっと小バカにする女性陣。こちらも清美のときとまったく一緒で、不思議とあまり嫌な感じはしない。脚本もさることながら、それぞれの表情や笑い方など、キャスト陣の力量あればこそといえるだろう。