野呂佳代がまさかの再登場
のんちゃんのお店で飲んでいる清美は、お店の中に中本（野呂佳代）の姿を発見する。客室からテレビを盗んでクビになった、あの中本だ。清美がいると知っていながら、怪盗が主人公のアニメ主題歌「CAT’S EYE」を熱唱し、はっちを交えた3人で写真を撮り、さらには連絡先まで交換しようとする中本は、清美の言う通り鋼を超えてダイヤモンドのメンタルだ。
きっとこういう人でなきゃ、客室からテレビを盗むなんてできないし、シングルマザーなのでという嘘もつかない。ふてぶてしさが一級品で、もはや興味が湧いてくる。
肝心のその写真だが、撮影中に後ろに人影が映り込んでいた。服装から察するに、1人はのんちゃんのお店に入る前に見かけた市長の梅本（菊地凛子）のようだ。もう1人も背格好から女性のように見えるが…一体これがなにに繋がってくるのか。
ぽん、と放られてそのままになっているものが、ほかにも2つある。1つは、散々話題に上がったものの姿を現すことのなかったオーナー。今後、顔を出すことはあるのだろうか。もう1つは、散歩と称して雪に埋もれた線路らしき場所を歩いていた村上だ。彼はなんの目的があってあんなところへ行ったのか。
次週、撮れ高0で、富士浅田市に苦い思い出があるだろう『月曜から夜ふかし』の岸本（池松壮亮）と松崎（前田旺志郎）がまたやって来る。高橋さんの正体を知っている人が増えたこの町で、次はどんなことが起きるのか、いまから楽しみだ。
（文・あまのさき）
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