『ホットスポット』考察。小日向文世の正体がまさか過ぎる…新要素でさらに面白くなってきたワケ。第7話感想レビュー【ネタバレ】

ドラマ『ホットスポット』(日本テレビ系)が毎週日曜22時半より放送中だ。バカリズムが脚本を務める本作は、小さな田舎町を舞台に、市川実日子演じる主人公が、宇宙人と遭遇する”地元系・エイリアンヒューマンコメディ”。今回は、第7話のレビューをお届け。(文・あまのさき)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 感想 レビュー】

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【著者プロフィール:あまのさき】

アパレル、広告代理店、エンタメ雑誌の編集などを経験。ドラマや邦画、旅行、スポーツが好き。

衝撃のラストーー。

『ホットスポット』第7話 ©日本テレビ
『ホットスポット』第7話 ©日本テレビ

『月曜から夜ふかし』スタッフの岸本(池松壮亮)と松崎(前田旺志郎)。前回は「小野寺くん宇宙人説」を封じられて「町の職人たち」という切り口のVTRをつくったわけだったが、さすがに上司の新座(眞島秀和)にはことの経緯を話していたようだった。要領が悪いと思ってしまって申し訳ない。

「ホテルの外で従業員をインタビューすれば?」という新座の言葉で、2人は再び富士浅田市にやって来た。だけど、今回も岸本はタイミングを逸して、上手く富士山を撮影できない。先が思いやられる…。

 と、思った矢先、おそらくは3度目となるタクシーの運転手さんから、スナックで酔い潰れた巨漢のお客さんを1人であっという間に運んだ人がいた、という有力情報を手に入れる。しかも、今回は幸いにもそのときの映像がドラレコに残っていた。

 しかし、映像を確認した2人が目にしたのは、小野寺(白石隼也)ではなく高橋さん(角田晃広)の姿。明らかに眠っている、高橋さんよりはるかに大きい男性を、まるで早送りでも見ているのかと錯覚するほど軽々と持ち上げていた。

 これにより、岸本と松崎のターゲットは高橋さんに定まった。敷地内ではなく、外でなら従業員のインタビューをしてもいいか?と支配人の奥田(田中直樹)にも確認を取って、ホテルの前で張ることに。奥田だって敷地外のことはNoとは言えないだろうに、ダマ(黙ってこっそりやること)ではやらないんだな、とちょっと意外だった。

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