松平健“永吉”の訃報に涙…。NHK朝ドラ『おむすび』北村有起哉”聖人”との親子愛を描いたシーンに感動したワケ

text by 野原まりこ

橋本環奈主演のNHK朝ドラ『おむすび』。本作は、橋本環奈演じる平成生まれのヒロイン・米田結が、ギャルとして自分らしさを追求し、あることがきっかけで栄養士になることを志す。そして、人と人とを繋ぐために奮闘する様を描く物語だ。さっそく、第104話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

永吉と聖人が親子の絆を取り戻す

連続テレビ小説『おむすび』第21週 第104話 ©NHK
連続テレビ小説『おむすび』第21週 第104話 ©NHK

 聖人(北村有起哉)と永吉(松平健)は、2人で太陽の塔を見に行く。そこで、当時万博のレストランでウエイトレスをやっていた向井(麻生祐未)という女性に会う。向井は、永吉が福岡から大阪まで食料を運んでいたという話を始める。そこで聖人は、永吉の話が嘘ではなかったということを知った。

 人助けのためとはいえ、大学の学費を使い込まれたことを引きずっていた聖人は、大学進学が人生の分岐点だったと訴えるが、永吉に今の人生が気に入っていないのかと言われ、否定する。そして全てを受け入れた聖人は、永吉の髪の毛を切る。

 聖人の仕事ぶりに感心した永吉に、「お前は本物の理容師たい」と言われた聖人は静かに涙を流した。

 しかしその一ヶ月後。永吉はこの世を去った。

 突然の訃報で大きく感情が揺さぶられた第104話。衝撃的な展開には視聴者も混乱を隠せない様子だ。ここでXに寄せられたコメントをご紹介していく。

「色々言いたいことあったのに最後のナレ死に全部持ってかれたわよ…永吉さん」「でもやっぱり、聖人は幸せだよ、最後に父親と分かり合えて…涙。」「北村さん、背中で泣いてるの上手すぎて」「ずっと佳代さん、心配そうに永吉の事見てたから…最後になるかもって予感してたのかな?それにしても1ヶ月後は早すぎるよ永吉さん」

 喪服姿が映った予告に、ざわつきを隠せなかった視聴者。その理由が判明した今は、複雑な気持ちだ…。明日は永吉に別れを告げよう。

(文・野原まりこ)

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【了】

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