恵美子のキャラクターもすっかりお馴染みに
引っ張られ続ける犬頭の謎にヤキモキするが、だんだん馴染んできているのが恵美子のキャラクターだ。
最初は少しわざとらしさが気になる…と思わなくもなかったのだが、頑固でちょっと変人で素直、人情味がある、というキャラクターがしっくりくるようになってきた気がする。変顔もよりキュートになってきたというか。そもそも、恵美子のキャラクターがないとこの物語が成り立たない気がする。
犬頭は恵美子が不審な人物…例えば高丸(船越英一郎)側の人間だったらどうにかして締め出していただろう。恵美子を信用できる人間だと判断したから、一緒に行動している。肝となる恵美子の性格のキュートさがとんどん際立っていくことでだんだん物語の魅力が高まってきたように思う。
演じている内田理央が見事に役に馴染んでいることも凄い。キャラクターの幅が広い内田であれば、キレキレなキャリアウーマンでも違和感なく演じられるはずだが、今ではそんな恵美子は想像が出来ない。
とは言え、ポンコツ感が目立っていた恵美子も、今や犬頭にも驚かれるほどに冴えてきている。もしかして、1人でクレーム対応をできる日もやってくるのだろうか。
(文・ふくだりょうこ)
【関連記事】
【写真】内田理央のキュートさが際立つ…貴重な未公開写真はこちら。ドラマ『問題物件』劇中カット一覧
『問題物件』第6話考察&感想レビュー。上川隆也”犬頭”が動くのは宮世琉弥”雅弘”のため? 次回が待ちきれないワケ【ネタバレ】
『問題物件』第5話考察&感想レビュー。ゲスト出演の 「声」が良すぎる…今後の物語の鍵となりそうなのは?【ネタバレ】
【了】