『プライベートバンカー』第8話考察&感想。1500億円以上の節税テクニックに驚愕…ラストバトルに絡みそうな登場人物とは?【ネタバレ】
text by 西本沙織
木曜ドラマ『プライベートバンカー』(テレビ朝日系)が現在放送中。本作は、唐沢寿明演じる《悪魔的》凄腕プライベートバンカーが、大富豪の資産を守るためなら“何でもやる”痛快マネーサスペンス。今回は、第8話のレビューをお届けする。(文・西本沙織)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
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【著者プロフィール:西本沙織】
1992年生まれ、広島在住のライター。会社員として働くかたわら、Web媒体でエンタメに関するコラムやレビュー記事の執筆を行っている。ドラマや映画、マンガなどのエンタメが好き。
最終章突入!
キーワードは“遺言書”
家族間の熾烈な後継者争いをまざまざと描いてきた『プライベートバンカー』が、ついに最終章に突入した。
一時危篤状態だった天宮寺丈洋(橋爪功)が、奇跡的な回復力で復活する。しかし、努(安井順平)、沙織(土屋アンナ)、昴(吉田ウーロン太)らを前に放ったのは、「あなた方…どちらさん?」の一言。
どうやら、意識を失っていた影響で認知症を発症したらしい。もっとも丈洋のことだから、一芝居打っている線もありそうだが…。
本回でキーワードとなったのは、“遺言書”。突如遺言書が見つかり、内容に納得がいかず、親族が揉める…というのは、現実でもフィクションでもよくある話だろう。
だが、天宮寺家には遺言書が存在しなかった。そこに目をつけた子どもたちは、丈洋が正式に認知症と診断される前に、自らが有利になる遺言書を書かせようと目論む。