棋士として切磋琢磨していた2人

『法廷のドラゴン』第7話Ⓒ「法廷のドラゴン」製作委員会
『法廷のドラゴン』第7話Ⓒ「法廷のドラゴン」製作委員会

 棋士として親友であり、ライバルであった竜美と兎羽。それ以上は明かされずにいたが、ついに虎太郎と利恵もその真相を知るところとなる。

 おそらく、ふたりも無理に聞き出そうとは思っていなかっただろう。しかし、兎羽から依頼を受けた以上、放置しておけないのも事実だ。

 女性が少ない将棋界。そんな中で竜美と兎羽は知り合ってすぐに仲良くなる。とは言っても、棋士同士ということもあって、普通の「仲良し」とは違う。切磋琢磨しながら、一緒に前に進んでいく。どちらかというと、同志というほうが近いのかもしれない。

 そんなふたりがどうして疎遠になったのか。それは、大事な対局で竜美が「友達をなくす手」を打ったから。

 実際にそういった手はあるようだが、別に卑怯だとか、そういう手ではなさそうだ。どちらかというと、手堅い手、攻めづらい手、という印象だ。竜美は竜美で、全力で戦った結果だと思うけれど、どうなんだろう。

 それよりも、そのあとの対局で竜美が一手も差さずに負けたほうが失礼では…という気がするけれど。これを機にふたりとも将棋をやめているが、どうして竜美が「友達をなくす手」を選んだのかは気になるところだ。

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