宇井(田中圭)の好感度があがったワケ
意外にも、宇井があっさり瀬奈から手を引いてくれた(?)ので、彼への好感度が上がってきた。今回の咲良の件もそうだが、瀬奈に仕事の依頼をしてくることについて、嫌悪感を抱いてしまった人はいないだろうか(わたしが、それです)。
もちろん、宇井の気持ちも分からなくはない。まったく知らない弁護士に依頼をするよりは、気心が知れていて、信頼を置いている瀬奈に頼んだ方がいいに決まっている。
ただ、宇井は瀬奈に恋愛感情を持っていたから、なんだか気持ち悪く思えてしまう。だって、仕事として依頼をすれば、瀬奈は宇井を拒むことができない。そんな考えがちょっとはあるのではないかと思うと、「宇井ぃいいい!」と苛立ちをぶつけたくなる。
正直、宇井はもっとヤバ男に映っても良かったはずだ。でも、なぜかキュンとさせてしまうのが、演じている田中圭の力量であり、ズルい部分である。
まず、「わたし、いま真戸原くんと付き合ってる。ごめん、大変な時期なのに」と瀬奈に言われたときの表情に注目してもらいたい。「ううん。おめでとう」と言いながら、切なく微笑んでいたのを見て、胸がキュウっとなった。
瀬奈と宇井が咲良(稲垣来泉)に交際宣言をしたときも、宇井はふふッと笑っていたのだが…。失恋したのに余裕たっぷりなところ(でも、ちゃんと切なさも感じさせてくる)のが本当にズルい。
宇井はストーカーみたいになるのでは…? と思ってちょっぴり怖かったが、咲良に「パパはそういうの(=恋愛)はもういいかな」と言っていたということは、瀬奈に対する気持ちは断ち切るつもりなのだろう。
すぐに忘れるのはむずかしいかもしれないが、男気溢れる宇井のことだから、ちゃんと負けを認めて、瀬奈と真戸原の恋愛を応援してくれる気がする。