安藤サクラがサプライズ出演
高橋さんは、清美、みなぷー(平岩紙)、はっち(鈴木杏)の集まりに参加し、そもそもなぜあの温泉に副作用を治す効果があることに気付いたのか? という話から、自らの生い立ちを話すことに。
第1話の冒頭で野間口徹=恭介と温泉に入っていた子どもこそが高橋さんだったこと、高橋さんのおじいちゃんとおばあちゃん、恭介がもともと住んでいた星を一家で脱出し地球に不時着したこと、生きていくのに不可欠な成分が富士山周辺にあることがわかり、なんとか生き延びてきたことなどが次々に明かされていく。
宇宙人である恭介と結婚した地球人の女性=弘子を、『ブラッシュアップライフ』(2023、日本テレビ系)であーちんを演じた安藤サクラが務めていたのは、視聴者的には嬉しいサプライズだ。
弘子は優しい母親で、まだ自分が宇宙人の子どもであることを知らなかった幼い高橋さんが、上級生にいじめられて無意識に能力を使ってしまったときも、過剰防衛であることを指摘しつつ今回は「ギリギリセーフ」と特別に許す。
それでも落ち込んでいた高橋さんを、弘子は恭介に内緒でパフェを食べに連れて行ってくれる。その店こそ、清美たちがよく集まっている喫茶店・もんぶらんだった。
しかし、高橋さん一家が愛用していた温泉施設が、清美たちが働いているホテルへと立て替えられるために温泉に入れなくなったことで、恭介が亡くなってしまったことも明かされていく。
一瞬しんみりしかけたが、恭介が地球人的には長生きといわれる年齢まで生きていたことがわかり、空気がゆるむ。それでも、あの温泉がなくなることは、やはり高橋さんにとっては生死に関わる可能性があるのだ。