萌(小西桜子)が図らずも恋のアシスト
また、第8話はまどか(芳根京子)と菅野(鈴木伸之)の距離がグッと縮まった回でもあった。意図せず、2人をくっつけるアシストをしてしまったのは、ゆるふわ系のモテ女子・萌(小西桜子)。
恋愛に積極的な萌は、菅野に興味を持った瞬間に、まわりを固め始める。まどかが、菅野とはそういう関係じゃないという感じのことを言ったら、「ほんと? なら良かったっ!」とさり気なく宣戦布告。また、同期のみんなでご飯を食べているときに、「狙ってる人いるから。菅野先生」と宣言するなど、明らかにやり手すぎるアクションを起こしまくっていた。
しかし、萌に好意を寄せている桃木(吉村界人)は、萌の恋が発展していくのを見過ごすわけにはいかない。「2人が近づけば、横川は諦めるから!」とまどかにアザラシ特別展のチケットを渡し、菅野と2人でデートをするように仕向ける。
まどかが菅野を誘っている現場をたまたま見てしまった萌は、2人の間に漂う“いい雰囲気”を察知したのか「何あれ。あーあ、バカらしい」とあっさり降参宣言。この切り替えの早さも、モテ女子たる所以なのだろう。
ただ、同期たちの前では「間に受けたの? あんなの冗談に決まってるじゃん」と強がっていたのに、裏ではめちゃくちゃ落ち込んでいたのが、萌の可愛いところ。負けを認めたら、潔くまどかを応援する側に回ってあげるあたりも、萌の魅力と言えるだろう。
アザラシ特別展を見ているときのまどかと菅野はいい感じだったのに、まどかが「専攻医の選択なんですけど、外科にしようと考えてます。手術、もっとちゃんとやりたくて。菅野先生にもいろいろ教えてもらいたいですし」と言った瞬間に、菅野の顔が曇り始める。
どうやら、菅野は今の病院を離れようと思っているらしい。一体なぜ!? いよいよ、最終章に突入する『まどか26歳、研修医やってます!』。最後まで見逃せない展開になりそうだ。
(文・菜本かな)
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