木皿&穂村(森本慎太郎)の覚悟
周囲に熱血漢を押しつけていた穂村は、土屋から本音を聞き出すだけでなく、氷月に対しても心の内をさらけだしてコミュニケーションを取ろうとする。
「突然、姉を失って、犯人を本当に殺してやりたいって何度も思いました。そうやって犯罪を憎むことで生きてこられた」
自身も目の前で姉を失う壮絶な過去を抱えながらも「おれにはその苦しみが想像もつきません」と氷月を思いやる穂村の誠実な想いは、彼女の心にも必ず届いている。
木皿と穂村がそれぞれ相手の心を断定せずに、柊班への想いを真っ向からぶつける姿は、初回から観ていた視聴者としては感慨深いものがあった。ふたりの覚悟は柊班が再度、一致団結するための大きな力になるはずだ。
また、氷月の両親に関わる事件を担当していたのが、安田一課長(石黒賢)だったことも驚きだった。物語のラストに向けて、氷月の過去がどのように絡んでくるのかにも注目していきたい。
(文・ばやし)
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