『相棒 season23』第18話考察&感想。最後の事件のキーマンは毎熊克哉? 惜しい…と思ったポイントとは?【ネタバレ】

text by Naoki

毎週水曜夜9時より放送中のドラマ『相棒 season23』(テレビ朝日系)。国民的人気を誇るご長寿刑事ドラマの“黄金コンビ”が帰ってきた! 杉下右京(水谷豊)×亀山薫(寺脇康文)が、共に事件を追う。さっそく、第18話の内容を振り返っていこう。(文・Naoki)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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【著者プロフィール:Naoki】

1995年生まれのエンタメ企業勤務。ドラマ、漫画、ゲームなどサブカルをこよなく愛するオタクライター。自身でも作品ファンを集めたオフ会を開いたり積極的にファンコミュニティを拡大させている。記事は知らない人には分かりやすく、知ってる人にはより楽しめるを信条に活動中。

『相棒season23』最後の事件はーー。

『相棒 season23』第18話 ©テレビ朝日
『相棒 season23』第18話 ©テレビ朝日

『相棒season23』第18話「怪物と聖剣」は、最終回のスタートに相応しい謎と陰謀が蠢いていた。

 脚本家は今期3本目となる真野勝成。12話では明るくコメディチックな物語を描き、13話ではシリアスでハードな展開を描き、なんと最終回までも担当するに至った。

 これまで、最終回はメインライターの輿水泰弘が手掛けるのが通例化していたため、真野の抜擢にはいささか驚いた。過去に元日SPを三度執筆した経験が評価されてのことかもしれない。

 そんな最終回前編の物語は、特命係が連続闇バイト強盗事件の統合捜査本部の一員となる所から始まる。

 被害者の1人に橋迫倫子(愛希れいか)という都議がおり、何故か彼女の家だけは金品を奪われていなかった。

 倫子の事務所には都の公共事業や助成金に関する怪文書が送られてきており、都の税金が不可解な形で100億円以上も流出していることを示す内容だった。倫子が本物かどうか裏付けを取っていたことが原因で狙われた可能性が浮上。

 都知事の一岡(片桐仁)が絡んでいると捜査をはじめた矢先、倫子宅を襲った強盗犯と同じ刺青の青年が殺害される。さらに右京もまた浦神鹿(毎熊克哉)との名乗る正体不明の男から接触を図られていた。

 中規模の国家予算級の東京都の税金を狙った陰謀と利権が渦巻く中で、特命係は不正と強盗と殺人事件を暴くことが出来るのか…という内容だ。

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