あの懐かしのキャラが再登場

『相棒 season23』第18話 ©テレビ朝日
『相棒 season23』第18話 ©テレビ朝日

 物語はまだ前半だが、今回は2つの見所と気になったところがある。

 1つ目は黒崎健太(内田裕也)の再登場だ。彼はS14「ファンタスマゴリ」で初登場した検事で、法務省の冠城(四代目相棒/反町隆史)の同期だ。

 基本的にクールで、冠城とも仲が良いとは言えないが、「ファンタスマゴリ」の事件で右京と知り合い彼を尊敬するに至り、以降も度々特命係に力を貸してくれた。しかし特命係を疎ましく思う日下部事務次官(榎木孝明)の怒りを買い高松へ左遷され、その後は記者へと転職を果たしていた。

 そんな彼が5年ぶりの再登場かつ生みの親とも言える真野脚本で復帰したという事は熱い。

 劇中では、元検事として彼が怪文書を読み、本物の公文書だろうと伝える大事な役割を果たす。また、一岡の記者会見で突っ込んだ質問をする美和子を見て驚くなど、ジャーナリストとしての未熟さを垣間見せた。

 惜しむべくは普段クールだが右京に対しては従順な姿がハッキリと見られなかったこと、そして亀山夫妻との初対面の場面が無かったことだ。

 後者はもう難しいが、前者については後編で描かれることを期待したい。

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