『法廷のドラゴン』最終話考察&感想レビュー。ホッとする結末…上白石萌音&高杉真宙のコンビ関係が絶妙だったワケ【ネタバレ】
text by ふくだりょうこ
上白石萌音主演のドラマ『法廷のドラゴン』(テレビ東京系)が完結を迎えた。本作は、元プロ棋士志望の新米弁護士の主人公・天童竜美が、歩田虎太郎(高杉真宙)とバディを組む、将棋×痛快リーガルドラマだ。今回は、最終話のレビューをお届け。(文:ふくだりょうこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
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【著者プロフィール:ふくだりょうこ】
大阪生まれ関東育ちのライター。
大学卒業後からライターとして活動、シナリオ制作やエンタメジャンルの記事を中心に執筆。
ドラマと邦画、ハイボールと小説が好き。
ピンチを迎えた歩田法律事務所
「文句があるならかかってこい、の歩田法律事務所です」と乾(小林聡美)の電話の受け方も好戦的になるほど、ピンチを迎えた歩田法律事務所。
親友でライバルの兎羽(白石麻衣)からの依頼を受けることとなった竜美(上白石萌音)と虎太郎(高杉真宙)。報道記者として働く兎羽は衆議院議員の柘植(福士誠治)のインタビュー記事が捏造であると名誉棄損で訴えられていた。
この事件には何か裏がある。なかなか勝ち筋が見えない中、虎太郎が相手のワナにハマり、逮捕されてしまい…というのが前回までのあらすじだ。
竜美たちに迷惑をかけたことに心を痛めた兎羽は、歩田法律事務所を去ろうとするが、引き留めたのは竜美だった。
いつもひとりで抱え込んで、黙っていなくなる、と兎羽のスタイルを指摘した竜美は「兎羽ちゃんと将棋を指したい」と言う。そこで将棋? と思うが、二人は将棋盤を挟んでいるときこそが、一番本音をさらけ出せるのだろう。