『日本一の最低男』第10話考察＆感想。香取慎吾「イコール加害者がいる、じゃない」“一平”の言葉に考えさせられたワケ【ネタバレ】

生配信中に現区長のパワハラを暴露

　一平は、生配信で野上と直接対峙し和解した。とはいえ、こういう形で丸く収まるのはレアケースだ。野上は、パワハラというよりも、一平の記者としての姿勢をずっと疑問を感じており、それが精神的な圧迫になっていたのだろう。

　一緒に働いているときからもっと話ができればよかった、というふたり。それはもちろん、「今」だから言えることであって、当時では難しかっただろう。そして、全ての事案でできることかというと、ノーだ。

　さらに、一平は生配信中だということを逆手に取って長谷川区長（堺正章）のパワハラ動画を公開した。瞬く間に拡散されていき、形勢逆転を図る。

　これで一平が優位となるのか？

　いよいよ来週最終回。選挙の行方はいかに。果たして、区長選挙に当選することが一平にとっての「正解」になるのか、ということも含めて、注目したい。

（文：ふくだりょうこ）

【了】

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