橋本環奈主演のNHK朝ドラ『おむすび』。本作は、橋本環奈演じる平成生まれのヒロイン・米田結が、ギャルとして自分らしさを追求し、あることがきっかけで栄養士になることを志す。そして、人と人とを繋ぐために奮闘する様を描く物語だ。さっそく、第117話を振り返ろう。（文・野原まりこ）【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

病院で出会った花と詩

　糸島に移住したいという愛子（麻生久美子）は、神戸を離れたがらない聖人（北村有起哉）のことを思うと、なかなか言い出せずにいた。しかし、歩（仲里依紗）の助言でどさくさに紛れて話すも、ながされてしまうのだった。

　そんな中、花（新津ちせ）が足を怪我して病院にくる。すると、栄養失調で入院中の詩（大島美優）が病室を抜け出したところを発見。座り込む詩を助けた。

　第117話では、心を開かない詩に苦戦する結（橋本環奈）の代わりに、花が寄り添う描写を描いた。ここで、Xに寄せられた視聴者の反応を見ていこう。

「花ちゃん米田家の呪い受け継いでるw」「正直これまでドラマで見てきた結の方法では難しいのでは……と思ってしまったけど、花ちゃんが突破口を作ってくれるんだろうな。」「花が女子サッカーをやってきたこと、聖人が病気を患ったこと、永吉さんが亡くなられたこと、佳代さんと愛子さんがコロナ禍で一緒に過ごしたこと、さらに、聖人がかつて肩を怪我したこと、結にとっても忘れられない友人を震災で亡くしたこと、半年間積み重ねた時間が描写の中にある。」「糸島移住作戦。どさくさに紛れてサラッと言うのは失敗。それはそう」

　花と詩が出会い、どんな化学反応を起こすのか。そして糸島への移住計画は今後どのように転んでいくのか。この先の展開が楽しみだ。

（文・野原まりこ）

【関連記事】
【写真】新津ちせと大島美優の出会いのシーンを写した未公開写真はこちら。NHK朝ドラ『おむすび』劇中カット一覧
歴代最高の朝ドラヒロインは…？ 連続テレビ小説史上もっとも魅力的な女性主人公5選。国民から最も愛されたヒロインをセレクト
朝ドラ史上、最も視聴者をモヤモヤさせたキャラは？ 嫌われ役5選。演技が上手すぎて炎上…選りすぐりの芸達者をセレクト

【了】