京子(西田尚美)と鳴川(間宮啓行)、真の黒幕はどちらか?

『クジャクのダンス、誰が見た?』第8話 ©TBS
『クジャクのダンス、誰が見た?』第8話 ©TBS

 廣島育美は、春生の手紙に名前が記されていた最後の人物だ。さらに、神井(磯村勇斗)がウッドリバー社の天然水のパンフレットを眺めながら「やっと見つけたよ、廣島育美ちゃん」と呟く。

 そこから考えられるのは、京子が廣島育美とウッドリバー社を共同経営していた可能性。それなら1億円もの資産を保有していることの説明がつく。

 ウッドリバーは日本語にすると林川。廣島育美は林川家の何らかの関係者である可能性が高い。京子が過去を掘り起こされたくないのは、単に刑事である息子・守(野村康太)の立場を守るためなのか、それとも東賀山事件に関わっているからなのか。後者だとしたら、赤沢は京子をかばっている可能性がある。

 さらに、ラストには“カラビナ男”の正体が、弁護士の鳴川(間宮啓行)であることが明らかに。鳴川は検察官・阿南(瀧内公美)の父親だった。

 これに関しては以前から視聴者の間で考察されていた通りだ。心麦たちに協力していたのは動向を探るためなのだろう。

 やたら赤沢を疑っていたのも、心麦たちを真相から遠ざけるためと思われる。いずれにせよ、今回で疑わしい人物は京子と鳴川に絞られたのではないだろうか。

(文:苫とり子)

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