消火器が見当たらないときはどうすべき?
引っかかりを感じた雪(清野菜名)は、兼下とともに火事現場へ。そこで得たのは、火事の際、足を引きずりながら歩く不審な男性を見たとの情報。通報現場に赴くことも、結構大事なことなのでは…?と思わせられる。
情報から兼下の脳裏にぱっと思い浮かんだのは、かつての後輩・潮見(藤堂日向)だった。事故とはいえ、消防隊生命を絶たれた潮見は、兼下や消防を恨んでいる可能性がないとは言い切れない。
一度聞いた声や音を忘れない雪の“耳”により、通報者の男性が潮見であると発覚。ただ、まだ通報者=放火犯ではない。潮見は何かしらの理由で火にトラウマがある、指令管制員の声が兼下だと気づいて動揺した、という線も捨てきれない。
そんななか、一連の放火事件の法則性に気づいたのが、名探偵並みの推理力をみせた箕輪(前原滉)だった。すでに発生した放火三件の地域を線で結ぶと、大きな二等辺三角形が現れる。
そして、同じ形の三角形を反対側にも描くと、次に放火があると予想される地域とともに浮かび上がる横浜市のマーク。そのすべての中心にあるのが、雪たちのいる横浜市消防局だった。
ほどなくして、箕輪が推測した地域で新たな放火が起きてしまう。通報してきた女性は、怪しい男性を目撃しており、同時に警察も呼ぶことに。その後、有給をとっていた兼下からも同じ地域内で火事が起きているとの通報が。
最初の通報に消防車が出払っているため、兼下は初期消火を試みる。一番迅速なのは消火器を用いる方法だが、設置場所がわからない場合もある。
兼下のように「火事です!消火器をお持ちの方いませんか!」と叫ぶのも方法であり、また消火器や水がない場合、ぼやであれば土を大量にかけるのも有効。本ドラマは、ひとつひとつのシーンで、いつも大切なことを教えてくれる。