手紙に記載されていた廣島育美(池谷のぶえ)が遂に判明
一方、心麦たちは津寺井(鳥谷宏之)から入手した林川家の財産目録から、春生の手紙に記載されていた最後の1人、廣島育美(池谷のぶえ)の名前を発見。
「ウッドリバーウォーター株式会社 代表取締役社長 廣島育美に賃貸中」と記されていた。松風の調査で彼女が現在、介護施設に入所していることがわかり、心麦たちは会いに行くことに。
育美は認知症を患っており、会話が難しい状態だったが、その口から意外な名前が出てくる。心麦を「おかちゃん」と呼び、「歌ちゃんは元気?」と問いかけたのだ。彼女は林川歌の存在を知っている。おかちゃんとは一体、誰なのか。
そんな中、松風の事務所を訪れた記者の神井(磯村勇斗)から興味深い話が出てくる。以前から力郎と文通していた神井が受け取った手紙にこんな証言があった。
東賀山事件の当日、力郎が林川一家の遺体を発見する直前、安成(野間口徹)と赤ちゃんを抱いた妻の里子(安藤輪子)ではない女性が屋敷に入っていくのを見たそうだ。おそらく赤ちゃんは林川歌=心麦であると推測される。であれば、その赤ちゃんを抱いていた女性が心麦の母親である可能性が高い。
さらには「歌ちゃんは元気?」という育美の言葉。母親以外にかける言葉としては少々違和感があるため、「おかちゃんは心麦の母親で、林川一家が殺される直前に安成と屋敷に入っていった女性」という仮説が出来上がる。