『アイシー〜瞬間記憶捜査・柊班〜』最終話考察&感想。新生・柊班のスタートに涙…ラストに映った”あの人”の正体は?【ネタバレ】
text by ばやし
波瑠主演のドラマ『アイシー〜瞬間記憶捜査・柊班〜』(フジテレビ系)が完結した。一度見た光景を写真のように記憶できる瞬間記憶能力・“カメラアイ”を持つ女性刑事・氷月が、その能力を活かしながら様々な難事件に立ち向かう。今回は、最終話のレビューをお届けする。(文・ばやし)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
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【著者プロフィール:ばやし】
ライター。1996年大阪府生まれ。関西学院大学社会学部を卒業後、食品メーカーに就職したことをきっかけに東京に上京。現在はライターとして、インタビュー記事やイベントレポートを執筆するなか、小説や音楽、映画などのエンタメコンテンツについて、主にカルチャーメディアを中心にコラム記事を寄稿。また、自身のnoteでは、好きなエンタメの感想やセルフライブレポートを公開している。
目を逸らしていた過去との決着のとき
最終話では、いよいよ氷月(波瑠)が今まで目を逸らしていた過去の記憶と向き合うことになった。
前回、実の父親である夏見(杉本哲太)から拳銃を受け取った氷月は、そのまま銃口を夏見に向ける。今までの彼女であれば、引き金を引いていたかもしれない。しかし、氷月のそばには、土屋(山本耕史)をはじめとする柊班のメンバーがいた。
彼らが固唾を飲んで見守るなか、氷月は銃を下ろして夏見を逮捕する。視聴者もホッと胸を撫でおろしたことだろう。
20年前、夏見が妻、つまり氷月の母親を殺した理由が、物語の大きなカギを握ると予想していたが、どうやら借金を言い訳にしての家庭内暴力が始まりだったようだ。正直、同情の余地は一切なかった。
交番で拳銃が奪われた警官の襲撃事件と、廃ビルで起きた岩田春樹(木原勝利)の射殺事件。夏見はふたつの事件を自らの犯行だと認める。しかし、彼の供述には不可解な点も多く、氷月は父親が事件について何らかの事情を隠していると訝しむ。