ついに地鶏(加藤雅也)と対峙

『相続探偵』第10話 ©日本テレビ
『相続探偵』最終話 ©日本テレビ

 ついに法廷で地鶏と対峙した灰江。裁判の争点は、地鶏が当時の裁判官である煤田公明(水橋研二)に圧力をかけたかどうかだ。令子の決死の説得で煤田は判決を捻じ曲げたことを証言するが、地鶏は「圧力をかけたことなど一切ない」と真っ向から否定する。

 ここでカギとなったのが、なぜ地鶏は灰江(とその家族)を目の敵にしてきたかということ。実の親子であることはこれまでに明かされていたが、何のために灰江を陥れ、バス事故の判決を捻じ曲げたのかはわかっていなかった。

 その理由の発端となっていたのが、地鶏が金銭と引き換えに灰江をもらい受けたいと申し出ていたことだ。世間体のために一度は捨てた灰江を引き取ろうという魂胆があったという。しかし、息子を心の底から愛していた和宏は金に目もくれず、その結果として地鶏は恨みを抱いていったようだ。

 結果として後の悪事につながるほどの動機かというのはさておき、地鶏が明確な悪役であるのはいっそ清々しい。一切の情状酌量の余地がない悪党であり、灰江が“ハゲタカ”仕込みの挑発するような言い回しで、「圧力の何が悪い!」という地鶏の言葉を引き出したときには心のなかでガッツポーズを握ってしまう。

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