今田美桜主演のNHK朝ドラ『あんぱん』。本作は、漫画家・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描いた、愛と勇気の物語。さっそく、第3話を振り返ろう。（文・野原まりこ）【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

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置き去りにされる嵩

　嵩（木村優来）はしばらく留守にすると言って出ていった母・登美子（松嶋菜々子）を追いかける。

　嵩が学校に来なかったことが気になるのぶ（永瀬ゆずな）だったが、登美子（松嶋菜々子）が再婚するために嵩を置き去りにしたという噂を耳にする。そして1人さみしくシーソーに座る嵩を見つけ、励ますのだった…。

　幼い2人の友情に、胸が締め付けられるのを感じた第3話。嵩の複雑な家庭環境の変化に視聴者も驚きを隠せない様子だ。ここでXに寄せられた反応を見ていこう。

「弟？！ってなったり、おかん帰ってこなそ…再婚っ？！てなったり、ちびっこ静かに察してるの辛いってなったし…なんかもろもろ情報量いっぱいの回だった…」「のぶちゃんも崇くんもお芝居うますぎて泣いた…。」「田舎道に不似合いな松嶋菜々子さんの着物姿、残酷なまでにきれいであった…」「『いつ帰ってくるの？』と聞いて『すぐよ』って言う時はすぐ帰ってこないって決まってる説www」

　練り込まれた脚本と役者の演技力で、1週目から視聴者を釘付けにする『あんぱん』。明日の放送も楽しみだ。

（文・野原まりこ）

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