瀧本(眞島秀和)は「クオリア教会」の宗教2世?
前回、再登場した時点から不審な動きを見せていた瀧本(眞島秀和)は、皮肉めいた言動で青木を揺さぶりながら、自身の経歴を念入りに調べていた曽我(濱津隆之)に狙いをつける。
曽我を拉致して口止めしようとする瀧本だったが、薪の策略によって逆に尻尾を掴まれてしまう。蘇我の調査によって宗教2世であることが発覚した瀧本。恐らくニュースでも意味深に流れていた「クオリア教会」が事件に関わっているのだろう。
一方、瀧本から「お前、警官向きじゃないな」と挑発された青木は、意を決して雪子に別れを告げる。
大切な人を危険に晒さないための決断ではあるが、薪が天涯孤独でいる理由を知ってしまったことも影響しているのかもしれない。周囲の人々を守るために自分を犠牲にする薪と、青木は対等に並んで歩く決心をした。
「あの人はいっしょに戦ってくれる人。最後まで俺といっしょに戦ってくれる人です」という青木の発言は、雪子にとっては酷な言葉でもある。それでも、今まで特別な絆で繋がるふたりの関係性を目の当たりにしてきたからこそ、決して嘘偽りのない言葉なのだと信じることができた。