神城真人の2面性が描かれた第1話の謎
そもそもの2人の出会いは、前旦那との事を思い悩み自殺しようとした澪を真人が救う所から始まり、そこで真人は澪に生きる希望を与えるまでに至った。
しかし真人は澪が見ていない裏で他人が乗る自転車を蹴り飛ばしたり雨の中で歌いながら自身の傘を破壊するといった暴力的な奇行にも走っていた。
特に後者は『わたしの青い鳥』を歌いながら傘を破壊しているが、この歌声が澪と初めて行ったカラオケと歌い方が変わっていないのも恐ろしい。
この怪演だけで成宮氏の演技力は8年のブランクを経てもなお健在なのだと強く印象付けられた。
この狂気の根底にあるのは幼い頃に震災で家族を失ったところにあるのだろうが、普段は優しく妻を大事にしている姿との二面性をどうない混ぜにされて1人の人間として完成するのか今後に期待が高まる。