『しあわせは食べて寝て待て』第1話考察&感想。肉だんごのスープが本当に美味しそう…ヒットを確信した理由とは?【ネタバレ】

text by 菜本かな

桜井ユキ主演のNHKドラマ『しあわせは食べて寝て待て』が放送開始した。本作は、病気で人生が一変した主人公が、築45年の団地での人間関係と薬膳との出会いを通して、自分次第のしあわせに気づいていく心温まる物語。今回は、第1話のレビューをお届け。(文・菜本かな)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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【著者プロフィール:菜本かな】

メディア学科卒のライター。19歳の頃から109ブランドにてアパレル店員を経験。大学時代は学生記者としての活動を行っていた。エンタメとファッションが大好き。

見ているだけで身体が温まりそう…。

『しあわせは食べて寝て待て』第1話 ©NHK
『しあわせは食べて寝て待て』第1話 ©NHK

 4月1日に放送スタートしたドラマ『しあわせは食べて寝て待て』(NHK総合)は、一生付き合わなくてはいけない病気にかかったことから、生活が一変したさとこ(桜井ユキ)が、“薬膳”と出会い、心身を取り戻していく物語だ。

 本作が放送されている「ドラマ10」枠は、“良作”と呼ばれる作品を多く生み出している。ここ最近では、『東京サラダボウル』や、『宙わたる教室』、『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』など。加えて、水凪トリによる原作漫画もかなり評判が良いので、ヒットを確信しつつドラマを見始めた。

 個人的に、漫画を実写化する上で最も大切なのは、原作の世界観を忠実に表現することだと思っている。しかし、ただ忠実に描けばいい…というわけではないから難しい。

 たとえば、昨年配信された実写版『【推しの子】』(Amazonプライム)なんかは、それぞれのキャラクターが実在していたらどうなるか? という点にスポットを当てていた。

 そのため、原菜乃華が演じた元天才子役のアイドル・有馬かなは、原作漫画では赤髪なのだが、実写版では、光に当たると赤く見える…くらいの髪色に。『しあわせは食べて寝て待て』に関しても、原作漫画のさとこは眉上バングにロングヘアで、わりと奇抜な髪型をしているが、ドラマ版のさとこは眉毛がギリギリ隠れるくらいのヘアスタイルになっている。
 
 また、食をテーマにした漫画は、映像化したときに映えるものが多い。とくに、第1話に登場した肉だんごのスープは本当に美味しそうで、見ているだけで身体が温まりそうだった。

 この原稿を書き終えたら、スーパーに行き、肉だんごとしめじとキャベツ、そして生姜を買い、司(宮沢水魚)のレシピを実践してみようと思っている。
 
 頭痛を感じたときは、すぐに薬に頼るのではなく、大根をかじってスーハーしてみる…とか。本作は、健康寿命を伸ばしていくために必要な知恵を、わたしたちに教えてくれる作品になりそうだ。

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