浩暉(志尊淳)が怪しすぎる…。
そんな折、殺害された被害者の意外な一面を知ることになる。万琴は被害者のプライバシーを考慮してその事実を報じない選択をしたが、浩暉はそれを記事にした。
その文章は実にエモーショナルで、世間の人々の同情と事件への注目度を高めるものだった。浩暉が口にした「メディアの役割」を目の当たりにした万琴の心情に、徐々に変化が現れ始めていく。
まだ第1話ではあるが、物語の根幹を成す事件、浩暉の人となり、万琴がもつ過去など、ミステリーとしての強度の高さが伺える。
なんと言っても気になるのは浩暉だ。彼はモノローグで自らが「大きな罪」を犯していることを示唆し、酒に酔って寝てしまった万琴の頭ごしに笑顔と冷酷な表情の二面性を覗かせていた。
さらに、現場に残されていた足跡が浩暉の履いているスニーカーと一致。大量生産のされたものではあるものの、いつも現場にいち早く駆けつけるため、警察からも疑いの目が向けられる。