中沢元紀“千尋”が出来すぎている…。NHK朝ドラ『あんぱん』視聴者が北村匠海“嵩”の気持ちに共感するワケ
今田美桜主演のNHK朝ドラ『あんぱん』。本作は、漫画家・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描いた、愛と勇気の物語。さっそく、第17話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
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嵩(北村匠海)と千尋(中沢元紀)が殴り合いの大喧嘩へ…。
のぶ(今田美桜)は勉強をしに柳井家にやってくるが、嵩(北村匠海)の姿が見当たらない。その頃嵩は、線路沿いを歩きながら、昨晩書斎から聞こえてきた寛(竹野内豊)と千尋(中沢元紀)の会話を思い出していた。そして、草吉(阿部サダヲ)に幼いころの千尋との思い出を語る。そして今の自分を振り返り、「こんな俺やだよ!」と情けない思いを叫ぶ。
一方、部屋で嵩を待っていたのぶと千尋。千尋は、自分は良い弟ではないと話し始め、幼い頃に嵩がいなくなるのが怖かったと吐露する。そして2人は一瞬見つめ合い、視線を逸らす。
その後、帰宅した嵩は千尋に当たり散らすと、取っ組み合いのけんかになる。そこにのぶが駆けつけると、千尋の思いを知らずにいる嵩を殴る。
嵩と千尋の本音が爆発し、喧嘩が大勃発した第17話は、1人取り残される嵩の表情が印象的なカットで終了した。ここでXに寄せられた視聴者によるコメントを見ていこう。
「わかるよ嵩、千尋が出来すぎなんだよぉ… 」「たまりに溜まってた本音が噴き出たね。」「嵩が感情ぶつけるシーンで朝からボロボロ泣いた」「う〜ん、今日はのぶちゃんちょっと余計なことしてくれたな感が拭えない……」「千尋の兄にたいする気持ちをわかってるのぶちゃんは辛いね。」
嵩の知らないところで千尋の気持ちを聞いていたのぶが登場したことで事態は収束したように思えたが、逆に嵩の心情が心配になる。この展開は視聴者をハラハラさせることとなった。
(文・野原まりこ)
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