山田涼介がまさかのサプライズ出演
物語を牽引するのは、やはりキャスト陣の巧みさだろう。
主演の川栄李奈は、気性の激しい嫌いのある普段の道子と、役を憑依させたときのギャップを見事に体現する。安田顕や竹中直人といった技巧派の俳優たちを前に行うのはプレッシャーもかかることだろうが、彼らを相手にしても勢いがあるのが気持ちがいい。
そんな川栄演じる道子に振り回される先輩マネージャーの木村三太を千葉雄大が演じているのだが、こちらはどこか抜けていて頼りない、しかし本人には自覚がない、というキャラクターが非常に板についている。
道子にイライラをぶつけられて腹部に強烈なパンチをくらっていたのは心配だが、突飛な行動も飛び出しがちな道子にどれほど振り回されるのかが楽しみだ。
そして、1話の放送開始から数分で明かされた山田涼介のサプライズ出演にも触れないわけにはいかないだろう。山田が演じるのは、道子が勤める芸能事務所のスター・真田祐士。
スタートしての自意識が強い真田は、自分を見ても湧き立たない道子に驚きを隠せない。キャーキャー言われたい真田といじろうとする道子の掛け合い、そしてかっこいいだけじゃない様々な表情を見せてくれるだろう山田にも注目だ。