生きがいのひとつになっている“副業”
副業に対して強い想いがあるのなら、副業OKの会社に転職するのもひとつの案だ。が、人と話をするのが苦手な土橋にとって転職もハードルが高そう。何より、VTuberの活動は土橋にとって楽しいものだし、生きがいのひとつになっているようにも見える。
2話までは真野と人見が奔走していたが、今回は土橋から相談を受けた森谷が積極的な動きを見せる。真野は見守り、人見は自ら巻き込まれていく。
VTuberとしてなら自分自身を出せる土橋。土橋ほどではないけれど人とコミュニケーションを取るのが苦手な森谷は、漫画を描くことで自己表現していた。似ている境遇もあり、森谷としては土橋に共感する部分も多かったのだろう。
やがて人見も関わるようになり、正々堂々と副業ができる就業規則にしよう!という話に。
しかし、会社に対してどのように訴えればいいのか。そこで人事部がとったのは、社内連絡協議会を立ち上げることだった。これで正々堂々と会社と話し合える…かと思ったが、人と話すのが苦手な土橋が会社の役員と渡り合えるはずがなかった。
副業が認められないなら、会社をやめるかVTuberをやめるのか二択だ。生活していけるほどVTuberとしての稼ぎはない。それなら…。
やりたいことを諦めようとする土橋に、人見が提案したのは、VTuberの「月乃マタタキ」として社内連絡協議会に参加すること。本来の自分に近い状態で協議会に参加できることも大きいが、役員たちは慣れないVTuberにとりあえずは面食らう。先制パンチといったところか。