リラックスして挑める状況は自分でつくる
人前で話をするのが怖いという人も多いと思うが、具体的に「怖い」の原因は何だろうか。ひとつは視線。周りの視線を自分が集めていると思うとそれだけで緊張感が増す。しかし、カメラ越しだと幾分は人からの視線の強さは和らぐ。
もうひとつは「場の空気を感じてしまう」ことだ。オンライン会議などで、「空気が掴み切れない」と思ったことはないだろうか。リアルで会うよりも、その場の空気を感じづらいのだ。普通ならこれはデメリットに感じられるけれど、今回のように上司からの圧を感じる場合、オンラインならその空気をよっぽど意識しないと感じない。
周りの圧から少しずつ解放されることで、土橋は自分の意見をきちんと伝えられた。ずっと俯き加減だった土橋が自分の思いを伝えている様子は、少しグッと来てしまった。
また、オンラインにしたことにより、協議会に参加する社員も爆増。こちらはこちらでオンラインという気軽さがプラスに働いたのだろう。
苦手な場でどれだけ自分がリラックスして挑める状況にするか、という点については、学びになったのではないだろうか。