「“誰かを想う気持ち”で行動を起こす」ドラマ『あなたを奪ったその日から』仁村紗和が語る、俳優として“大切にしていること”は?
今夜放送の北川景子が主演を務めるドラマ『あなたを奪ったその日から』(カンテレ・フジテレビ系)。今回は、本作で食品事故を「事故ではなく業務上過失致死」だと疑い、真相を探ろうとする記者・東砂羽を演じる仁村紗和さんにインタビューを実施。本作のことはもちろん、俳優として“大切にしていること”についても伺った。(取材・文:浜瀬将樹)
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【著者プロフィール:浜瀬将樹】
1984年生まれ。フリーランスの編集・ライター。映画、ドラマ、バラエティー番組の会見取材、俳優さんや芸人さんなどのインタビュー、ドラマや俳優さんのコラム、お笑いのライブレポートなど、エンタメ系を中心に執筆している。
「“誰かを想う気持ち”で行動を起こす」
執拗に事件の真相を追う東砂羽
―――台本を拝見しましたが、内容の面白さはもちろん、次が気になる展開で非常に魅力的な物語でした。演者としてこの世界に飛び込んでみて、どんなことを感じましたか?
「私も(インタビュアーと)同じ気持ちでした。後半になると、砂羽が抱えているものが明らかになっていくんですけど、最初の段階では、真相が分からず“おお!”と思いながら台本を読んでいましたね(笑)」
―――仁村さん演じる東砂羽は、どんな人物なのでしょうか?
「どちらかといえば明るい性格です。すごく仕事熱心だし、週刊誌記者としてのがめつさもあるキャラクターなんですけど、でもそのなかには、確固たる自分の意思と、情熱を持って動いていく強さがあります」
―――砂羽は、なぜ執拗なまでに事故の真相を探ろうとしているのか…。記者としてのプライドなのか、なにか他に想いがあるのか。とても気になります。
「紘海さんも、旭さんもそうなんですが、このドラマの人たちって、“誰かを想う気持ち”で起こす行動が多いんです。砂羽も、誰かを想う気持ちで突き動かされているし、その想いってとても強いものなんですよね…。ネタバレを避けて言わせていただくとこんな感じです(笑)」
―――ありがとうございます(笑)。そんな砂羽を演じるうえで、意識していること、大切にしていることはございますか?
「やっぱり彼女がなぜその行動をしたのか。自分のなかの守りたいもの・守りたかったものが砂羽を突き動かしている気がするので、そのあたりを心に留めながら演じています」