北村匠海“嵩”が家出した理由とは…? NHK朝ドラ『あんぱん』視聴者を泣かせた竹野内豊“寛”の名言に注目!

text by 野原まりこ

今田美桜主演のNHK朝ドラ『あんぱん』。本作は、漫画家・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描いた、愛と勇気の物語。さっそく、第20話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

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人生に悩む嵩(北村匠海)

連続テレビ小説『あんぱん』第4週 第20話 ©NHK
連続テレビ小説『あんぱん』第4週 第20話 ©NHK

 のぶ(今田美桜)が受験に合格し、お祝いムード一色になる朝田家。一方、静まり返った柳井家で嵩(北村匠海)は、寛(竹野内豊)たちに頭を下げる。そこに、のぶと草吉(阿部サダヲ)があんぱんを届けに来る。朝田家はうれしいときもしんどいときもあんぱんを食べると話すのぶに、登美子(松嶋菜々子)は、合格したからそんなことが言えるのだと、のぶに八つ当たりする。すると、千尋(中沢元紀)は登美子を叱ったのだった。

 翌朝、御免与町を去ろうとする登美子を追いかける嵩。しかし、嵩が引き止めるのも意に介さず、登美子は去っていく。

 そして、草吉(阿部サダヲ)に「自分は何のために生まれて来たのか」と尋ねた嵩は、その夜、家に帰らなかった。のぶ、千尋、草吉、寛は夜中中探し回り、線路の上で寝ている嵩を見つける。何のために生きているのかを考えているうちに寝てしまったのだという嵩に、寛は「絶望の隣には希望がある」と言って励ますと、陽が上るのだった。

 第20話は、受験によって人生の岐路に立たされた嵩の苦しみが描かれた。ここでXに寄せられた視聴者による感想を見ていこう。

「そりゃ、合格した人が落ちた人のところに来て『あんぱん食べて元気出して』って言ったらまあまあ腹立つわな。」「お兄ちゃんのために声荒らげて実の母を叱る千尋、よく言った千尋」「登美子さん…行く宛あるのかなぁ…。ごきげんよう、さようなら…と今度は別れの言葉を言ってたし、もう戻ってこないのかも……。」「『絶望の後には希望がある』寛おじさん、いいこと言う。」「寛先生、理想的of理想的な父でたまらん。どんな時も嵩の気持ちを第一に考えて理解してくれる。励ましと居場所になってくれる。寛先生に泣かされる。」「たかしのドアホ。のぶちゃん泣かせたらあかんて」

 寛の言葉通り、絶望する嵩に希望の光は差すのか。次週の展開にも注目していきたい。
 
(文・野原まりこ)

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【了】

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