伊野尾（上白石萌歌）たちのギャップにも注目
馬鹿正直に行動する宇崎に対して、残りの3人は虎視眈々と情報を集めていく。そんな調査の過程では、彼らの「ギャップ」も垣間見えた気がした。
冒頭から落ち込む宇崎を励ますためにクラブへと連れていく伊野尾（上白石萌歌）は、颯爽とバイクを乗り回すシーンが映し出される。マイペースに見えるが、宇崎が暴走しそうなタイミングをいち早く察知して助けに向かうなど、周囲への気配りを欠かさない。
初回ではあまり目立たなかった高井戸（三山凌輝）は物静かな態度に反して、クラブのDJとして活躍する意外な一面を披露する。女子大生からチャラい雰囲気で情報収集したかと思いきや、裏社会の情報網にも精通しているようで、まだまだ謎が多いキャラクターだ。
そんな個性的な弁護士たちをまとめる轟はと言えば、捜査一課の刑事である浅見（りょう）とカラオケで情報を共有する姿を見せる。机にドーナツを広げて話す様子は平和なものだが、ふたりとも宇崎に対して並々ならぬ思いを抱いているようだった。おそらくバスの事故が関係しているとは思われるが、彼らの仲はそれ以上の何かがありそうな予感を漂わせていた。
