宇崎(間宮祥太朗)の真実への執着

『イグナイト –法の無法者-』第2話©TBS
『イグナイト –法の無法者-』第2話©TBS

 裁判中に大学側が主張を一転していじめ疑惑を認めた裏には、さまざまな思惑と巧妙な策略があった。浅見と高井戸の情報網から掬い上げられたのは、学生たちの薬物使用を裏づける証拠だったのだ。

 宇崎はすべてを白日のもとに曝け出そうとしていたが、轟はあくまで原告の意思を優先して、安全配慮義務を怠った大学側との示談を成立させる。被害者を焚きつけるために手段は選ばないが、依頼を受ける以上は好き勝手に交渉を進めるわけにはいかない。

 轟のもっともな言い分に対して、宇崎は被害者が妥協点を飲み込むことを受け入れられず、何が何でも真実を追求しようとする。その異常なまでの真実への執着は、父親が起こした事件に関わる過去が影響しているのだろうか。

 轟はそんな宇崎の秘密を握っている素振りを見せていたので、次回以降は彼らの因縁が明らかになると思われる。予告映像でまた乱闘騒ぎを起こしていた宇崎に見覚えのある安心感を抱きつつ、ピース法律事務所の人間関係の変化にも注目していきたい。

(文・ばやし)

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【了】

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