凍也(塩野瑛久)に迫られて抗える人、存在する!?
自身もまた陽子の利用されたあやめは復讐も兼ね、凍也を弁護。証拠不十分や警察の強引な逮捕を理由に釈放させるのだった。
ようやく身体拘束から解放された凍也から「どうして分かったんですか? 俺がわざとインターハイで棄権したこと」と迫られたあやめ。パラリーガルの来美(宮本茉由)に呼ばれ、一度は別の仕事に向かったあやめだったが、凍也のすがるような瞳に後ろ髪を引かれて踵を返す。
凍也の姿を探すあやめと、ガラスの窓越しにあやめを追いかける凍也。そんな2人のすれ違いを美しいカメラワークが情緒たっぷりに演出したのち、ついに落ち合ったあやめと凍也は人目を憚るようにビルの死角へ。「俺のこと、本当に信じられますか?」という凍也の言葉をきっかけに、激しく口づけを交わす。
あまりに突然のキスに困惑したが、塩野瑛久の妖艶さに閉口させられた。普段は厳しく自分を律しているあやめだが、これは場の空気に流されても致し方ない…と思わせるだけの説得力が確かにある。
果たして凍也に迫られて、果たして抗える人がこの世に存在するのだろうか。情事の途中で仕事に向かったあやめの行動が冷静に思えるほど沼落ち不可避な凍也の魅力に私たち視聴者もまた溺れていく。