ちょっともどかしい濡れ場シーン
そしてもう一つ、第2話のハイライトとなったのが、あやめと凍也がトイレで一線を越えるシーンだ。身の潔白をアピールするために、あやめに連れられて妻の夏音(北香那)と奥太郎の葬儀に参列した凍也。だが、陽子をはじめとする親族から「人殺し!」と激しく責められ、挙句に凍也をかばったあやめが“キムチチゲ”を頭からぶっかけられる。
「どうして葬儀会場にキムチチゲが…?」「いくら身内を殺されたかもしれないとはいえ、そこまでする?」といったツッコミはもはや無粋だろう。なぜならこれは、あやめと凍也に愛を育む時間を与えるきっかけに過ぎないからだ。
全身に浴びたチゲを洗い流すためにトイレへ向かったあやめ。そこに凍也が現れ、髪についた汚れを拭き取る。その瞬間、鏡越しに目が合った2人はこの時を待ってましたと言わんばかりに再び激しく求め合うのだった。
しばらくは洗面所でもつれ合っていた2人だったが、凍也があやめの手を引く形で個室へ。人感センサーライトが消えて真っ暗なトイレの中、唯一明かりが灯る個室からあやめのハイヒールの音だけが聞こえるという視聴者の想像に任せた濡れ場に若干のもどかしさを感じつつも、ドキドキさせられる。